課題名
消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(多施設共同 観察研究)
対象者
2020年4月1日から2025年3月31日に当院において内視鏡検査・治療を受ける方
研究協力のお願い
当院は、一般社団法人日本消化器内視鏡学会が実施するJED-Project(日本消化器内視鏡学会内に設けられた多施設共同研究事業)に参加しています。
この研究は、日本全国の消化器内視鏡検査・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
情報等の使用について、直接に説明して同意はいただかずに、このお知らせをもって研究に関する事項を公開いたします。対象となる方におかれましては、研究の主旨・方法をご理解いただきますようお願い申し上げます。
今回の研究の実施にあたっては、福岡赤十字病院倫理委員会の審査(審査受付番号431)を経て、研究機関の施設長より許可を受けています。この研究への参加(試料・情報提供)を希望されない場合、あるいは、研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡ください。
この研究は、日本消化器内視鏡学会内に設けられたJapan Endoscopy Database(JED) Project 委員会が主導となり企画された多施設共同研究です。この研究で集められたデータを分析することで以下のことを明らかにすることを目的にしています。
- 内視鏡関連手技を行っている施設診療科の特徴
- 医療水準の評価
- 適正な消化器内視鏡専門医の配置、ならびに消化器内視鏡技師、看護師などのコメディカルの適正な配置
- 早期癌登録に対する精確な情報収集
- 内視鏡検査、治療を受けた方の予後
- 内視鏡検査・治療の医療経済的な情報収集
- これから内視鏡関連手技を受ける方の死亡・合併症の危険性,など
この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。研究にあたっては、個人を同定できないように個人情報は削除したり関わりのない記述等に置き換えたりして使用します。また、研究を学会や論文などで発表する時にも、個人を特定できないようにして公表します。
研究の方法について
内視鏡部門システムから別途定める項目を抽出し、匿名化された状態で日本消化器内視鏡学会本部に設置したサーバ内に格納しデータベースを構築し、各種分析を行う。
検査日、年齢、性別、抗血栓薬、ヘリコバクター・ピロリ感染状態、外来・入院、鎮静・鎮痛・麻酔に関する事項、使用スコープ情報、送気の種類、特殊観察法、手技中偶発症、実施医師名(医籍番号)、副実施医師名(医籍番号)、内視鏡看護師・技師名、生涯大腸内視鏡歴、ERCP翌日のアミラーゼ値、など
研究の実施体制(多施設共同研究)
統括責任者:日本消化器内視鏡学会Japan Endoscopy Database (JED) Project委員会
研究事務局 日本消化器内視鏡学会 事務局
統括責任者:日本消化器内視鏡学会Japan Endoscopy Database (JED) Project委員会 委員長 田中 聖人
研究責任者:福岡赤十字病院 消化器内科 平川克哉
研究対象者となる方または代理の方で、本研究への情報の利用にご賛同頂けない場合は、情報の利用を停止することができます。停止を求められる場合には下記相談窓口にご連絡ください。
ただし、検査・治療から6ヵ月経過した情報に関しては利用させていただきます。
当院:電話番号 0570-03-1211、内視鏡室、研究責任者 平川克哉
研究主任施設:電話番号03-3525-4670
日本消化器内視鏡学会事務局・Japan Endoscopy Database(JED)Project 委員会