当院での腎臓移植への取り組み
腎移植について
福岡赤十字病院では、慢性腎不全の治療である血液透析、腹膜透析、腎臓移植を行っています。
当院では、昭和56年から現在までに約300例以上の腎臓移植を行っており、移植を受けられた多くの方が外来通院されています。近年では、血液型不適合移植や透析未導入での先行的腎移植も積極的に取り組んでいます。
当院では、昭和56年から現在までに約300例以上の腎臓移植を行っており、移植を受けられた多くの方が外来通院されています。近年では、血液型不適合移植や透析未導入での先行的腎移植も積極的に取り組んでいます。
生体腎移植とは、6親等以内の血族、または3親等以内の姻族から、腎臓を1つ提供してもらい、移植します。
移植を受ける方、提供される方は、事前に血液検査で組織の適合性を調べます。
移植が可能となれば、術前検査、オリエンテーション、医師との面談を行い、手術を受けることができます。
移植を受ける方、提供される方は、事前に血液検査で組織の適合性を調べます。
移植が可能となれば、術前検査、オリエンテーション、医師との面談を行い、手術を受けることができます。
献腎移植とは、亡くなられたからの腎臓を1つ移植します。事前に、日本臓器移植ネットワークへの登録が必要で、提供者が現れるまで待機します。
待機期間は平均14年と長く、一年に一度、登録更新を行わなければなりません。
登録更新では、移植医の診察を行い、突然の移植手術に備えて準備ができるようにサポートしています。
待機期間は平均14年と長く、一年に一度、登録更新を行わなければなりません。
登録更新では、移植医の診察を行い、突然の移植手術に備えて準備ができるようにサポートしています。
移植チーム体制
当院では、移植医(腎移植認定医3名)、腎臓内科医、認定レシピエント移植コーディネーター、HLA検査技師、薬剤師、管理栄養士が、腎移植を受ける方(レシピエント)、提供者の方 (ドナー)の治療に、チーム体制で担当しています。
また、移植前後では、週に一度のチームラウンドを行い、患者さんが安心して手術を受けれるようサポートしています。
当院には専任のレシピエント移植コーディネーターが、入院中だけでなく退院後の外来での経過観察を行い、長期生着に向けて、指導や相談を行っています。
また、移植前後では、週に一度のチームラウンドを行い、患者さんが安心して手術を受けれるようサポートしています。
当院には専任のレシピエント移植コーディネーターが、入院中だけでなく退院後の外来での経過観察を行い、長期生着に向けて、指導や相談を行っています。
診療時間・内容について
曜日 | 開始時間 | 終了時間 |
---|---|---|
月曜日 | 8:40 | 12:00 |
木曜日 | 8:40 | 12:30 |
・腎移植後の方や生体腎移植後のドナーの方の定期外来です。
・基本的に午前中の外来です。
・基本的に午前中の外来です。
曜日 | 開始時間 | 終了時間 |
---|---|---|
月曜日 | 14:00 | 17:00 |
火曜日 | 14:00 | 16:00 |
生体腎移植を希望される患者さんとご家族との面談や、献腎移植の登録についての説明を移植医が行います。
クリーンルーム
当院には、集中治療室(無菌室)2室、セミクリーンルーム2室を備えております。
入院中、移植を受けられた方は、感染予防のため退院まで入室します。
術後の状況に応じて、面会も可能になります。
セミクリーンルームには、各室にトイレ、シャワー、洗面台、テレビが設置されています。
入院中、移植を受けられた方は、感染予防のため退院まで入室します。
術後の状況に応じて、面会も可能になります。
セミクリーンルームには、各室にトイレ、シャワー、洗面台、テレビが設置されています。
移植相談室
当院では、生体腎移植や献腎移植を希望する患者さんや生体ドナー(提供者)へ移植医と移植コーディネーターが面談を行っています。
腎移植を希望する患者さんとその家族の方が安心して移植に臨めるよう、外来から腎移植について丁寧に説明を行います。
腎臓移植について、お尋ねになりたいことがありましたら、お気軽に御相談ください。
腎移植を希望する患者さんとその家族の方が安心して移植に臨めるよう、外来から腎移植について丁寧に説明を行います。
腎臓移植について、お尋ねになりたいことがありましたら、お気軽に御相談ください。
HLA検査センター
当院の検査部は、日本臓器移植ネットワークの基幹センターとして指定されており、移植に必須な組織適合性検査(HLA検査)を九州全域を対象に行っております。
そのため、当院では精度の高い結果が素早く得られ、成績の向上に寄与しています。近年では、より精度の高いフローサイトメーター検査も導入し、拒絶反応の治療に役立てています。
また、免疫抑制剤の血中濃度測定も院内で行っており、短時間で結果が得られるため、精密な薬剤の調整を行うことができます。